堀江貴文
ホリエモンで有名な実業家の堀江貴文さんの大ベストセラー「多動力」を要約していきます。

本書で説明されている考え方は、堀江さんのような優秀な人でなくても、今日からすぐに実践できるものばかりです。ぜひ一つでも実践して今日を変えていきましょう。

多動力とは何か

多動力とは、「いくつもの異なることを同時にこなす力のこと」です。次から次に自分が好きなことをハシゴしまくる力なことです。

では、なぜ今このような多動力が必要なのでしょうか?

それは、インターネットの出現によりあらゆる産業のタテの壁が解けていくからです。

どういうことかというと、今までの産業というのは、業界ごとに壁があり各業界ごとのつながりが薄かったです。

他の業界とあまり交われなくても、業界ごとで1つの世界で完結していました。

例えば、テレビ業界は各局が番組制作から電波の送信まであらゆる業務を管轄していました。

自動車業界だと、自動車の製造から販売まで全ての業務を自動車業界が管轄していたわけです。

しかし現在では、インターネット出現して、テレビ・自動車・家電製品など、ありとあらゆるモノがインターネットにつながるようになりました。

その結果インターネットによってあらゆる業界が融合し始めています。

例えば、テレビとインターネットがつながると、テレビはスマホアプリの1つになり電話やfacebookなどと同じレイヤーで競争することになります。

テレビ業界でアプリ業界の壁が溶けてつながりました。さらに自動車でインターネットが繋がり自動運転が進めばもはや自動車の形である必要すらなくなります。

その時、自動車業界もインテリア業界も壁がなくなり繋がっていくわけです。

堀江さんは、このようなあらゆる業界の壁がなくなる時代に求められるのは、各業界を軽やかに超えていく超越者であり、そしてこの超越者で最も必要な能力が、次から次へと自分が好きなことをハシゴしまくる多動力だと断言しております

あらゆる産業がつながる以上、1つの産業だけに習熟しているだけでは新しいアイディアは生まれません。

多動力を発揮してインターネットに詳しくなれば、先ほどのような移動する椅子といった新しい発想が生まれるでしょう。

多動力を得るにはどうすればよいか

では、多動力が大事なのはわかりましたが、多動力を得るにはどうすればいいのかという事です。

それは、1つのことに猿のようにハマり、1つのことを極める。そして次にそこで培った好奇心と集中力を興味のある別のジャンルにスライドさせ極めるこれを繰り返すだけです。

多動力を身につけるための特に重要なテクニックをいくつか解説していきます。

1つの仕事をコツコツやるのが偉いという洗脳を解く

昔は板前になるのに3年間雑用し、次の3年間で包丁の使い方を覚え、次の3年でにいることを覚え、次の3年間で焼くことを覚えていくなど、一流の板前になるには10年や15年かかりました。

しかし、こんな修行は、もはや時代遅れです。

情報がなかった時代にはこのようにして秘伝の技術を身につけるしかありませんでした。

しかし、今ではネットで調べれば包丁の使い方や焼き方なんて一流のシェフが解説した動画がいくらでも出てきます。

つまり情報に価値がなくなったので、板前になりたいならさっさとネットで知識をつけて店を開いてしまえということです。

ホリエモンは寿司職人が何年も修行するのはバカだと断言しております。

完璧主義を捨てること

多動力とは、多くの仕事を手がけることです。時間がかけられている以上、全部自分でやらなければいけないという思い込みを捨てて、自分が得意なことだけに集中することが必要です。

自分じゃなくてもできる仕事は、どんどん外注してしまえということです。

自分の時間を取り戻すこと

多動力を発揮するには、何より自分の時間を確保することが大切です。

堀江氏は電話とは一方的に人の時間を奪うものだから電話をかけてくる人とは仕事をするな、大事な会議でも無駄だと思ったらスマホをいじって仕事をしろ、自分の時間を平気で奪うようなおかしな奴とは距離をとれ、嫌な仕事は断れなどと主張しています。

工夫することで自分の時間を取り戻すことができます。

仕事を効率よく進める工夫をすること

堀江氏は、スマホを徹底的に活用することを勧めています。

例えばサラリーマンの人々は、会社に出社して机の前でパソコンに向かって座っていますが、本当にそれはパソコンを使わないと出来ない仕事なのでしょうか。

実は工夫次第でスマホでもできるのではないでしょうか。と述べています。

あらゆる仕事の連絡をLONEグループで済まし、メルマガの原稿もスマホで書いているそうです。

また移動中は、スマホでニュースを読んで情報収集をしているそうです。

レバレッジを使うこと

1日24時間というのはみなさん限られているので、「自分の分身に働かせる」すなわちレバレッジを使うことが大事だといいます。

具体的には、堀江氏はたまにテレビに出ることによって知名度を上げています。テレビには出られなくてもyoutubeを活用するという手もあります。

アップした動画は24時間あなたのために働き続けてくれます。これも立派なレバレッジです。その他にメルマガやブログなど同時に多くの人々に届けられるものもあります。

あなたの中でもレバレッジが効くものを探してみてください。

まとめ

多動力とは、「いくつもの異なることを同時にこなす力」のことで、次から次に自分が好きなことをハシゴしまくる能力のことです。

そして、多動力を身につけるには、一つのことに猿のようにはまり一つのことを極め、そこで培った好奇心と集中力を興味のある別のジャンルにもスライドさせて極める。

これを繰り返すことです。

そして多能力を身につけるために使えるテクニックは、

  1. ひとつの仕事用コツコツやるのが偉いという洗脳を解くこと
  2. 2鑑定主義を捨てること
  3. 自分の時間を取り戻すこと
  4. 仕事を効率よく進める工夫をすること
  5. レバレッジを使うこと

です。1つ空でもいいので堀江氏の考え方やテクニックを実践して多動的な自分を目指しましょう!堀江氏の超越した思考が参考になりますね。もっと深読みしたい、全文を知りたい、精読したいと思った人は書籍や電子書籍をご購読してみてください。