精神科医である樺沢紫苑さんの大ベストセラー「アウトプット大全」について要約していきたいと思います。
要約ポイントは下記の5つになります。
- アウトプットとは?
- なぜアウトプットが大事か?
- どのくらいアウトプットすればよいのか?
- 具体的にどうアウトプットするのか?
- フィードバックとは何か?
それぞれのポイントを絞り具体的に解説していきます。
アウトプットとは?
アウトプットとは、脳内の情報を外界に出力することです。
具体的に言えば、「話す」「書く」「行動する」ことです。
なぜアウトプットが大事か?
ではアウトプットがなぜ大事なのでしょうか?
それは脳の仕組み上アウトプットしないと記憶として残らないからです。アウトプットすることで初めて情報は海馬から側頭葉へと移動し、長期記憶されるのが脳の仕組みなのです。
著者の樺沢先生は、本をたくさん読んだり、セミナーに参加したりと、たくさんインプットしてるサラリーマンは多いが、彼がは決定的なところで違っていると主張します。
彼らはほとんどアウトプットしていないのです。
アウトプットしないため記憶に残らず、自己成長もできず時間を無駄にしているのです。
1か月に本を10冊読んで全くアウトプットしない人と、1か月に3冊読んで、読んだ本の内容をアウトプットする人だと、月3冊の人の方が圧倒的に成長します。
と樺沢先生は断言しています。
アウトプットしないと記憶に残らないというのがピンとこない人はあなたの受験時代を思い出してみてください。教科書ただ読むだけのインプット中心の勉強では知識は覚えにくかったはずです。
たくさんの問題集を解いていたはずです。これがアウトプットに相当します。
持っている知識を使って問題を実際に解くというアウトプットの勉強をして初めて知識が身につき、支える形で知識は定着するのです。
情報をインプットしただけでは、現実は全く変わりません。得た知識を実際にアウトプットとする、すなわち行動して初めて目の前の現実が変わるのです。
どのくらいアウトプットすればよいのか?
答えは、2週間に3回です。
2週間に3回、学んだ内容を人に話したり、書いたり実際に行動してください。2週間に3回使った情報は脳が重要だと判断し長期記憶として定着します。
また
です。ほとんどの人はインプットとアウトプットの割合は、9対1です。インプットに偏った生活をしています。ぜひアウトプットに偏った学習を行いましょう!
具体的にどうアウトプットするのか?
答えは3つあります。
①読んだ本やセミナー内容を話す
②とにかく書く
③実際に行動に移す
この3つの方法でアウトプットしていきましょう。それぞれ具体的に解説していきます。
読んだ本やセミナー内容を話す
読んだ本の内容やセミナーの内容を、家族や友人に口に出して話しましょう。話すことは最も手軽なアウトプットです。
例えば、読んだ本の感想を2週間以内に3回、誰かに話せば長期記憶の条件を満たします。ただ感想を話すだけでも、脳は活性化して記憶の定着に大きく貢献します。
とにかく書く
話すことに慣れたら、次はとにかく書きまくりましょう。
ポイントは、とにかく覚えたい大事な内容は、書きまくることそれだけで脳幹網様体賦活系という領域が刺激され、記憶に刻まれます。
読書しながら、大事なところに線を引いたり、思ったことを本に直接書き込むのも効果があります。また日記やブログ等に書くのもいいでしょう。
実際に行動に移す
書くことに慣れてきたら実際に行動してみましょう。これは最も重要なアウトプットです。
良い本を読んでも、良いセミナーを聞いても、読みっぱなし、聞きっぱなしではよ見放きっぱなしでは、記憶に残りません。
例えば、運動の本で有酸素運動は週に2回するのがいいと書いていれば、実際に週2回やってみる!というように得た知識を実際に行動に移すのです。
このように行動することが、
です。フィードバックとは何か?
アウトプットした結果を見返したり、反省点をあげたり、失敗した原因、成功した原因を分析したりして次のインプットにつなげることです。
前のアウトプットを次に生かすことをフィードバックと言います。
そして、最もも効果的なフィードバックは、人に教えてもらうことです。先生や専門家、プロの人に自分のアウトプットを見てもらいそれに対して適切なアドバイスをもらえるのがベストです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。記憶力を上げる、自分のレベルを向上させるにはアウトプットが不可欠だとご理解いただけたのではないでしょうか?2週間の3回、話す、書く、行動するを続けてみようと思いますね!