事業家bot
年商10億円の起業家で有名ツイッターの事業家bot氏著書の「金儲けのレシピ」重要ポイントを要約していきます。

「金儲けのレシピ」の重要ポイントは以下の4つです。

  1. 普通の商売は儲からない
  2. 「お客様に働いてもらう」を考えよ
  3. 権威になれ
  4. 根源のニーズを満たせ

普通の商売は儲からない

商売において安ければ売れるといった考えは正解でしょうか?答えは正解であり不正解でもあります。その理由は、完全競争市場において低価格販売を行うと、最終的に利益は自分の働いた分しか残らないからです。

完全競争市場とは、経済学の原則で、売り手と買い手が無数に存在し、市場の全情報を全参加者が持っているという仮定を置いた経済学における概念的なモデルのことを指します。安売りすると最終的にほとんど利益が出ないということです。

著者が例として挙げているのが立つて日本を代表する企業だった「ダイエー」です。巨大流通帝国を築き上げたにもかかわらずあえなく事実上の倒産となりました。ダイエーが倒産した原因がまさに「安売り」でした。ダイエーは価格統制権を消費者に渡すことをビジョンに掲げ、自社の持つ流通力で価格をコントロールし良い商品を安くしました。

そのビジョンが達成されてしまうとダイエーには利益は残らず倒産となったのです。一般的に商品は売れば儲かると思いがちですが、完全競争市場においては、普通に商売をしていると最終的に自分の取り分くらいしか残らなくなるのです。

ではどうしたらいいのか?著者は特殊な理由で完全競争市場にならない市場を発見、または作り出せと述べています。一言で言えば普通でないやり方で特殊な構造を作り上げることで儲けることができるということです。普通に商売するのではなく特殊な構造を作ることで儲けることができるのです

「お客様に働いてもらう」を考えよ

特殊な構造を作ることが金儲けの原理原則でした。では特殊な構造とは一体どんな構造なのか?著者が紹介するのがお客様に作業をさせるといった特殊な構造です。

普通に考えればお客様はサービスを受ける側です。しかし普通はダメとお伝えしています。よってお客様にサービスしてもらいます。わかりやすい例は、「焼肉屋」です。

焼肉はお客様に調理させることでそのコストをお客様側に転嫁できます。一般的に飲食業はお店側が作った料理をお客様が食べるといったものです。しかし焼肉はお客様に作ってもらい、食べるというものです。さらに焼肉屋は家で作りにくい仕入れの優位性があり、酒の売上があるといったメリットも積み重なって商売のモデルとしては優秀です。

他にもイケアはDIYをうたい文句にお客様に作ってもらうビジネスモデルです。普通の家具屋さんは材料を仕入れ組み立てて販売するモデルですがイケアは材料を仕入れ販売するだけです。お店側としては組み立ての労働コストをカットできるので材料のコストのみです。また自分で作ることが好きという人もいるので実は安定した商売なのです。

このように逆転思考でお客様に働いてもらうことで本来かかるコストを削減し利益を出すことができます。

権威になれ

風邪をひいたとき病院に行きますか?風邪くらいではほとんど病院には行かず、市販の薬で済ませてしまうことが多いです。しかし、病院に行ったほうが治りが早い気がしませんか?薬の違いもあるでしょうが、医者の処置によってそう感じてしまいます。

これを心理学的では「権威効果」と言います。権威のある人に言われるとなぜか信じてしまうということです。これを商売に使います。

著者が紹介する特殊な構造、それは「勝手に権威になる」ことです。

勝手に権威になるとは、資格を作ったり、格付けしたり、講師になったりすることです。
資格で言えば、資格をとるのではなく資格を作る側になります。資格取得を促し、教材、資格取得料などで儲けます。

格付けとは、自分が勝手に格付けをすることであたかもお墨付きがあるように思わせます。例えば、口コミサイトは店舗などを勝手に掲載しユーザーに評価させるものですがその影響力は甚大です。

講師になるとは、資格・格付けで自分が優位になり、自分が教える側になることです。

講師業スクール業を通してこのスキルを身に着ければ稼ぐことができますと歌うことで儲けることができます。このように勝手に権威になることで自分にお金が流れてくるシステムを構築することができるのです

根源のニーズを満たせ

著者の唱える「究極のレシピ」それは金儲けレシピを売ることです。

どんなやり方にせよ人間の一番根源的な欲求は、もっとたくさん効率的に楽して儲けたいといったものです。従ってそのニーズを満たすもの、自分だけのオリジナルのレシピを作ることができれば究極に儲けることができます。

著者が例として挙げているのがセブンイレブンのフランチャイズシステムです。セブンイレブンはセブンイレブンの看板を貸してあげるから儲かりますよと販促して、その代わりにロイヤリティを徴収するといったルールで体制を果たしたのです。

これこそまさに最強のレシピでありたくさん効率良く楽して儲けられるレシピを売っているのです。ここを押さえた上で自分なりの究極のレシピを作ることでお金を儲けることができるのです。

「金儲けのレシピ」まとめ

「金儲けのレシピ」に重要ポイントをまとめます。

  1. 「普通の商売では儲からない」と心得る
  2. 「自分ではなく相手にやってもらえること」を探す
  3. 自分が「権威」になる方法を考える
  4. 究極は「儲かるレシピ」自体を売る

「金儲けのレシピ」の重要なポイントを要約してきました。これを機会に手にとって読んでみましょう!参考になれば幸いです。