精神科医である樺沢紫苑さんの大ベストセラー「神時間術」の重要ポイントわかりやすく要約していきます。
樺沢紫苑さんはこの「神時間術」を実践することで、人の4倍もの量の仕事をこなし、さらに人の二倍遊んでいるそうです。
具体的には、毎日の午前の執筆、メルマガ・youtube・facebook・ブログの毎日更新、月に20冊以上の読書、月に2~3回のセミナーなど大量のアウトプットに加え、週4~5回のジム通いして毎日7時間以上の睡眠をとっています。
しかも、このスケジュールを7年間以上継続していると言いますからまさに「神」としか言いようがありません。
しかし、これは優秀な樺沢紫苑先生しかできないわけではなくて樺沢先生の提唱する「神・時間術」を実践すれば誰にでもできます。
ぜひあなたも実践して、時間に余裕のある人になり、人生をらくらく生きていきましょう!
「神・時間術」を4つのポイントに絞ってわかりやすく解説していきます。
神時間術の2つの原則
①集中力を中心に時間を考える
②集中力をリセットして時間生み出す
集中力を中心に時間を考える
まず、①の「集中力を中心に時間を考える」とは、集中力の高いときに集中力を必要とする仕事をこなせということです。
ここでポイントは、脳のゴールデンタイムを知ることです。人間の脳には脳のゴールデンタイムという一日の中で脳のパフォーマンスが最も高い時間が存在します。
それは、起床して2時間~3時間の間です。
なぜこの時間かというと、睡眠によって脳の疲労が取れ脳内が非常に整理されている状態になるからです。
樺沢先生は、このゴールデンタイムをメールチェックなどの集中力を必要としない作業に使わないようにしましょうと言っています。
世界中の成功者を見ても、早起きをして誰にも邪魔されないこの起床後2~3時間のゴールデンタイムを確保することを大事にしている成功者は多いです。
つまりあなたがやるべき具体的な行動は、起床後3時間の間に、論理的な作業や文章の執筆、語学の学習など高い集中力を必要とする仕事をこなすということです。
集中力をリセットして時間生み出す
では、②の「集中力をリセットして時間を生み出す」という原則についてですが、午前のゴールデンタイムを過ぎるとどうしても脳が疲れてきます。
そこで午後は、集中力をリセットする必要がありますが、そこでベストな方法は有酸素運動をすることです。
確かに運動した後、脳がすっきりして勉強がはかどった経験のある人は多いと思います。
これは脳科学的には、有酸素運動をすることでBDNFという脳を育てる物質と意欲を高めるドーパミンが分泌されるからです。
結果、脳機能が上昇して、朝のゴールデンタイムに匹敵する第二のゴールデンタイムが得られるわけです。
樺沢先生は、午前の執筆で疲れてくると、有酸素運動をして集中力をリセットし、ジムから出るとすぐ近くなカフェに一目散に駆け込んで、この第2のゴールデンタイムを活用しているそうです。
つまり、あなたがやるべき具体的な行動は、疲れてきて集中力をリセットしたいなと思ったら60分~90分の軽く息の上がるレベルの有酸素運動をすることです。
朝の時間を最大に生かす方法
繰り返しますが、朝のゴールデンタイムを活かせるかどうかでその日の1日の生産性が決まります。
会社勤めのサラリーマンの方々は、身支度や通勤などで朝のゴールデンタイムも生かせないという人も多いと思います。
そんなときは、2時間早く起きて通勤ラッシュが始まる前の電車に乗り、座席に座って読書して会、社近くのカフェで朝のゴールデンタイムを活かすのがベストだと述べています。
また、ゴールデンタイムを生かせといっても、朝起きてから1時間は頭がボーッとしてゴールデンタイムどころではない、夜型だから朝は苦手ですという人は多いと思います。
しかし、どんなに朝が弱い人でも朝のスッキリを手に入れる方法があります。
樺沢先生がおススメしているのは朝シャワーです。起床直後はリラックスしているときに活性化する副交感神経が働いているためボーとしています。
しかし、少し熱めのシャワーを5分浴びれば、交感神経が活性化し、リラックスモードからシャキッとモードへと切り替わります。
起きてすぐ5分の熱めのシャワーを浴びるだけで医学的に目が覚めるのです。
また、朝日を浴びるのもいいです。朝起きたら強制的にカーテンを開けて朝日を浴びましょう。朝日を浴びると活力を与えるセロトニンという物質が分泌されます。これにより頭がスッキリしてすぐにゴールデンタイムに突入できます。
またこのセロトニンは、朝日の他に「リズム運動」と「咀嚼」によっても分類されます。
ですから、朝起きたら15分から30分程度林で散歩をしましょう。
またそんな時間がない人はよく噛んで朝食をとるのも良いです。咀嚼によってセロトニンが分泌されます。朝が弱い人はこのようにして交感神経やセロトニンを上手に操り、目を覚ましていきましょう。
昼の時間を最大に生かす方法
昼の時間を最大に生かす方法についてです。効果的なのは、
①仮眠
②外出ランチ
です。朝のゴールデンタイムを生かしてに集中していると昼には疲れが出てきます。そんなとき医学的に集中力を回復させる最もベストな方法が仮眠です。最適な仮眠時間は20分~30分です
眠いときは頑張って作業をしても、効率が悪すぎるので思い切って寝てしまいましょう。
グーグルなどの優良企業が、昼寝を導入しているのは有名です。またベッドで寝ることができない人は、机で寝るだけでもOK です。
昼寝のほかに効果的なのは外出ランチです。
朝のゴールデンタイムを終えるとセロトニンが低下してくるので意欲も低下します。セロトニンを回復させる必要があります。セロトニン分泌に有効なのは、「日光」「リズム運動」「咀嚼」です。
これらを同時に満たすことができるのが外出ランチです。日光を浴びながら少し歩いてお店に行き、昼食をよく噛んで食べればセロトニンをチャージでき、午後の作業がはかどります。
夜の時間を最大に生かす方法
夜の時間を最大に生かす方法についてです。効果的なのは「運動」です。
まず運動についてですが、有酸素運動をすることで、第二のゴールデンタイムが得られることはご理解いただけていると思います。
でも、ここで注意点があります。運動のやりすぎは集中力を下げることがわかっております。
60分~90分が脳を活性化させる最適な運動量です。
これを超えて運動することは避けましょう。また集中力リセットのための運動という意味では、適切な運動量でやめておくことが重要になります。
適切な運動量には、個人差があるのでどれくらいの時間運動すれば、自分は脳と体が絶好調になるのか自分なりのベストな運動スタイルを探してみましょう。
まとめ
神時間術の2つの原則、「①集中力を中心に時間を考える」「②集中力をリセットして時間を生み出す」ことについてお伝えしました。
するべき具体的行動は、起床後2~3時間の朝のゴールデンタイムに集中力のいる仕事をすること。そして集中力をリセットしたいと思ったら60分~90分程度の有酸素運動をして、第2のゴールデンタイムを得ることです。
そして、「朝の時間を最大に生かす方法」をお伝えしました。具体的な行動は、会社勤めの人は2時間早く起きて会社近くのカフェでゴールデンタイムを過ごす。朝が苦手な人は、5分の集めのシャワー、朝日を浴びる、リズム運動、よく噛んで朝食を食べることでセロトニンを分泌させ目を覚ますことです。
さらに、「昼の時間を最大に生かす方法」を学お伝えしました。具体的な行動は、仮眠を20分~30分とる、または外出ランチでセロトニンを回復させることでした。
最後に、「夜の時間は最大に生かす方法」についてお伝えしました。具体的な行動は、夕方に60分~90分の有酸素運動をして第二のゴールデンタイムを得ることです。
一部内容が重複しておりますが、それは樺沢先生が特に強調したい内容だからです。ぜひ自分が取り入れられるものを1つでも良いので実践して時間に余裕のある人を目指しましょう!もっと深読みしたい、全文を知りたい、精読したいと思った人は書籍や電子書籍をご購読してみてください。