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googleやyoutubeなど一流のテクノロジーで最速の仕事術を使って仕事をしてきた著者たちによる「時間術大全」の要約します。

新たの時間感覚が変わり、時間の余裕を作り出せるようになるでしょう!

本書の中でも重要な3つのポイントを要約していきます。

  1. 僕らに時間がない理由
  2. 時間術大全の全体の仕組み
  3. 時間術大全の4ステップの詳細

僕らに時間がない理由

我々は、常に時間に追われており、誰もが「時間がない…」と言いながらと動き回っています。

なぜこんなに時間がないのでしょうか?やるべきことが多いから?生産性が低いから?

違います!

著者は理由は、2つあると指摘します。

多忙中毒

忙しいを「良い」とする多忙中毒に陥ってしまっています。

会社に残って残業しないとどんどん周りに差をつけられるように感じる、そして会社は長時間残業している社員を評価する。忙しいことをよしとする風潮が、日本社会には存在します。

無限の泉

そして、スマホアプリなどコンテンツが絶えず補充される「無限の泉」に主導権を奪われてしまっているため時間がない。twitterやyoutubeなど魅力的なコンテンツに、流されて時間を使ってしまっているのです。

時間術大全の全体の仕組み

時間術大全は、「ハイライト」「レーザー」「チャージ」「チューリング」の4つのステップからなります。この4つのステップを毎日繰り返すだけで、時間術大全をマスターしたようなものです。

SREP.1:今日優先する「ハイライト」を一つ決めます。何のために時間を作るのかを決めるということです。今日の最優先事項を決めることで、それ以外の用事や雑務に時間を使うことがなくなります。

STEP.2:そのハイライトにレーザー光線のように集中し続けるため、テクノロジーを調整し、気を散らすものを撃退します。

STEP.3:時間と注意力を1日中コントロールするためにエネルギーを蓄えてもらいます。本書ではそれを「チャージする」と表現しています。

STEP.4:1日を振り返って寝る前に簡単なメモをとります。どの戦術を続けたいか、改善したいか、止めたいかを考えるます。今日のエネルギーレベルがどうだったか、ハイライトの時間を作れたか今日は何に喜びを感じたかを振り返るのです。

時間術大全は難しいことは何もありません。毎日、「ハイライト」「レーザー」「チャージ」「チューニング」の4つのステップを繰り返すだけでOKです。本書では、この4つのステップそれぞれ有効な戦術が紹介されています。

時間術大全の4ステップの詳細

ハイライト

ハイライトとは、一言でいうと「毎日ちょうどいい目標を置くこと」です。あなたがやりたいことなら何でも構いません。

例えば、ジムに行くでも、1時間勉強するでも、明日の仕事を仕上げるでも良いです。上手くハイライトを決められない人は次の3つの基準を基に決めると良いです。

①緊急性
今日やらなくてはいけない急を要することは何かという緊急性です。

②満足感
何を選べば1日の終わりに最大の満足が得られるかという満足感です。

③喜び
1日を振り返った時に、一番喜びを感じられるのは何をした時かという喜びです。

この3つを基準に照らし合わせて今日のハイライトを決めてみましょう。そしてこれが最も大切な事なんですが、これが三つの基準のうち、何をメインに置くかは直感で決めてOKです。

もう一つだけ付け加えあるだろうハイライトは60分から90分でできることを選ぶのがよいです。それだけの時間があれば意味のあることができ、それくらいの時間なら無理なく予定に入れられることができます。

ハイライトを予定に組み込むことです。ハイライトのために時間を取ろうと思っていても、結局忙しかったり怠けたりして、実際にとることはなかなか難しいです。

だからハイライトのための時間を作りには、予定にしっかり組み込んでしまう必要があります。予定に組み込んでしまえば1日の時間の使い方を考えざるを得なくなるからです。予定を決めたら、その時間はハイライトのために確保されることになります。他の活動に充てたりすることができません。

他にやるべきことができたら、ハイライトの前後のどこかに入れるか、後回しにするかを決めることになります。ぼんやりとしていた自分の優先順位を「予定」という具体的な形に変えることで他の助けより確実に優先できるようになります。

レーザー

ハイライトを選んで時間を作ったあとは、集中することが欠かせません。しかし集中が難しいです。メールやSNS,テレビなどに気をとられ集中力を奪われてしまいます。

IPHONEユーザーは、1日平均80回もロックを解除するそうです。

現代テクノロジーは、生活を便利で楽しいものにしてくれるが、集中してレーザーモードに入るためにはスマホやアプリは正直言って邪魔です。そこでレーザー戦術を使うことが必要になってくるわけです。

レーザー戦術の一つは気が散らないスマホを使うことです。これは時間と注意を取り戻すために一番単純で強力な方法になります。スマホを取り出して、ソーシャル系のアプリを削除し、ゲームやニュースなど、コンテンツを無限に供給するアプリを全部削除しましょう。

そしてメールアカウントを削除し、webブラウザー無効にすれば完璧です。地図や天気、音楽のアプリなど比較的に害の少ないものだけを残しておきましょう。

こうやって、レーザーモードに入るのを妨げる「無限の泉」を遠ざけましょう。集中する時、どれだけ効果的か実感できるはずです。

チャージ

今日のハイライトを決め、無限の泉を遠ざけてレーザーモードに入りました。次に必要なのは、チャージつまり「エネルギーを高める」ことです。

エネルギーがある時は、集中力を維持しやすいし、優先順位を守って気をそらすものを避けやすいからです。

ではどうやってエネルギーを高めればよいのでしょうか

著者たちが人間の体について徹底的に研究した結論は、「古代人のように生活すればよい」ということです。現代人のDNAは、古代人とほとんど変わっていないということがわかっておりいます。だから古代人の生活を見習うことが大切になります。

古代人は毎日獲物を探すために、歩き回っていたはずですね、ということは真似をして体を動かすべきです。実際に体を動かすと脳が良く働き、ストレスが減って睡眠の質もよくなるという好循環が起こることがわかっております。

運動は20分~30分で良いということがわかっています。無理をせず毎日継続することが大切であり、歩くだけでもOKです。

そして、食事です。食事は狩猟民族のように自然食品を食べるようにしましょう。野菜や果物、魚に肉など加工されていない食品を食べるとエネルギーレベルに大きな変化が生じます。人間の体は、リアルフードを食べるように進化してきているのです

体にあったものを食べれば、調子が良くなるのは当然の結果です。

また狩猟民族は、食料が貧しい世界で生きていたため、食べ物にありつけないことがありました。それにならってあえて食事を抜いてみるのも良いでしょう。プチ断食です。

適度な断食を続けているとそのうち空腹感に慣れ、新しい精神エネルギーを活用できるようになります。

チューニング

チューニングとは、結果を記録するためにメモを取ることです。

ハイライトの時間を作れたか、どれくらい集中して取り組めたか、こうしたことを毎日繰り返してメモを取ります。その際何がうまくいって、何がうまくいかなかったかを書き留め、翌日の計画に立てるのに役立てましょう。

メモを取るというシンプルな行為を毎日続けましょう。

まとめ

時間術大全のまとめです。

①時間のない理由は「多忙中毒」「無限の泉」
②時間術大全は、「ハイライト」「レーザー」「チャージ」「チューニング」の4つのステップ
③4つのステップの戦術

どれも無理なく実践できるものばかりです。あなたのスマホから無限の泉のアプリを削除するだけでも、新たな時間は確実に増えます。気に入ったものを一つでも実践してみてください。参考になれば幸いです。