横山光昭
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累計70万部突破のベストセラー、横山光昭(著)の「初めての人のための3000円投資生活」の参考になるポイントを要約していきます。

著者の横山光昭氏は家計再生コンサルタントで、家計のローンを中心に抜本的な再生を目指します。個別の相談指導では、独自の貯金プログラムを生かし、リバウンドのない再生と飛躍を実現し、これまでんき1万人以上の赤字家計再生を実現しております。

読売新聞、日経新聞、クロワッサン、サンキューで紹介され大反響を呼び少額投資ブームを巻き起こした人物です。

この本の参考ポイントは4つになります。

  1. 3000円投資生活の基本は「バランス型の投資信託」
  2. 投資の鍵をにいるのは「お金の見える化」
  3. 価格変動に振り回されないことが「3000円投資生活」を成功させる
  4. 「おすすめ」に手を出してはいけない

3000円投資生活の基本は「バランス型の投資信託」

3000円投資生活とは、証券口座を開設して、毎月3000円で投資を始めバランス型の投資信託を買うという、シンプルな投資法のことです。

投資信託とは、投資家から集めたお金を投資のプロであるファンドマネージャーが運用し、その成果に応じて収益を投資家に分配するというものです。

バランス型投資信託とは、日本の株式や債券外国の株式や債券などがバランスよくパッケージされた金融商品のことです。バランス型投資信託はゆっくりとしたペースでしかお金が増えないというデメリットがあります。しかしその半面、安全性が高く銀行預金より良い利回りでお金を増やせるメリットがあります。

3000円投資生活は、貯金をしながら同時に投資をするというのが基本です。その流れとしてまず家計を管理し支出を抑えてお金の余裕を作ります。次に貯金しお金について学んだ上で投資を行うというステップを踏みます。

貯金プラス投資で安全で着実にお金を増やしていくことができ、月3000円であれば無理なく始めることができる金額なので投資未経験の人や投資を毛嫌いしている人にぴったりな投資法です。

投資の鍵をにいるのは「お金の見える化」

貯金プラス投資で着実にお金を増やす3000円投資を始めるには、基本を押さえておくことが重要です。実のところ無駄な出費を抑え貯蓄していくというごく当たり前のことを当たり前にしていくことがお金を増やす秘訣と言われます。

そこで著者が紹介する支出の考え方として消・浪・投があります。

  • 「消」とは、消費のことで生活に必要なものに使うお金のことです。
  • 「浪」とは、生活に必要がなく無意味で生産性のないものに使うお金のことです。
  • 「投」とは、生活に不可欠ではないものの、将来有効な生産性の高いものに使うお金のことです。

お金を使うときにその資質が、消・浪・投のどれにあたるのかを考え、家計簿に記録し支出の見える化を図ります。この時収入を100とした場合、消費を70%、浪費を5%、投資を25%に収め、投資についてはさらに貯金15%、金融商品への投資や自分への投資10%と定めます。

著者のもとへ相談に来た、43歳の専業主婦はお金の管理ができずお金が貯められないことで悩んでいました。

消・浪・投の意味を理解させ、消費と浪費を徹底的に見直し家計管理を始めます。そして貯金と並行して少額の積立投資をした結果、4年後に800万円も貯めることができたのです。

お金の使い方をしっかり管理することで投資できる基盤ができあがり確実にお金を貯めることができるのです。

価格変動に振り回されないことが「3000円投資生活」を成功させる

支出の考え方を理解し、見える化を図ることでお金は貯まりますが肝心な投資に力を入れないとお金は増えていきません。そこで著者が考える投資におけるルールとして、「一時的な価格変動に振り回されるな」があります。

自分が所有している投資信託の値や株式の値が上がるとすぐに売ってしまったり、下がるとすぐに損切りしてしまったりと値動きに振り回されてしまう人がいます。

運用成績を気にしたり、短期間で利益を得ようとしたりすると、それに伴う労力が甚大で貴重な時間とエネルギーが奪われてしまいます。またバランス型投資信託はゆっくりとしたペースなので、他の金融商品に目移りしてしまうことがあります。

株やアクティブファンド、FXなどは利回りの良い商品なので気持ちが揺らぎます。しかしそれらは利回りがよくてもリスクも高く長期的に見れば、「投機」となり、損する可能性が高くなります。投資に何を求め、どうしたいのかをはっきりさせることが一喜一憂しないコツです。

「おすすめ」に手を出してはいけない

投資において振り回されないことも重要ですが、それ以上にやってはいけないことがあります。やってはいけないこととは、「おすすめ商品」「外貨預金」を買わないことです。

おすすめ商品は、証券会社や銀行が儲かるような手数料の高い商品です。その商品がハイリスクハイリターンな商品であっても手数料が高ければ、おすすめ商品として紹介されます。

その特徴として、「毎月分配がある」「利回りが高い」「人気がある」など飛びつきそうなキャッチコピーで誘います。

外貨預金とは米取る豪ドルユーロなどさまざまな国の通貨で運用するもので銀行で取り扱っている商品です。預金という名前からして安心感がありますが、外貨預金は円建ての預金よりもはるかにリスクが高いです。為替相場の変動で逆に損をすることがあり、プロでも先読みできません。さらに手数料が高いです。

著者は、「おすすめ商品」「外貨預金」を絶対に買ってはいけないと強く警告しています。

「3000円投資生活」のまとめ

「3000円投資生活」のポイントを振り返り、あなたが実際に行動に移せるようになりましょう!

  1. 「貯金+投資」でお金を考える
  2. お金の支出を「見える化」する
  3. 一喜一憂しない「心構え」を身につける
  4. 「おすすめ」に惑わされない

「3000円投資生活」の参考になるポイントをお伝えしました、もっと詳しく知りたい方は、書籍を読んでみることをお勧めます。参考になれば幸いです。